開発キットは、他社のリーダライタ(読取装置/書込装置/)で使えるのでしょうか?
現時点(2017/1/1)において
残念ながら弊社の開発キットにおいて、他社製リーダライタはサポート対象外です。(各リーダライタにより微妙な方言があったりバグがあるなどその端末に合わせ調整・検証が必要な場合があるためです)
(各メーカーからの了解やビジネス計画やバグ解消・ユーザーメリット検証が進めば順次拡充進展する見込みです。なお、受託開発など特殊な個別ケース・カスタム事案で対応実績はございます。)
【各開発キットの対応リーダライタ】
現在対応しているリーダライタは業務用NFCリーダライタR1-1RまたはR7-1Tです。詳細・対応リーダライタは、各ページで確認してください。(左メニューからAPIを選択して下さい)【システム全体図】の【動作環境】などをご確認ください
業務用NFCリーダライタR1-1Rは、公的機関や公的認証サービス(確定申告作業)で利用されており、豊富な実績と、 信頼性と安定性が高い業務用途で出力も高いモデルです。 大手SIer様でも導入されており業務システムには安定した稼働と幅広く多数の導入実績がございます。
商用版→OrangeOneStopEasyAPI for Windows 、 OrangePost for Windows
非商用版→for Windows開発者(非商用)
リーダライタ価格について、数量が多くなると安価になりますので、価格表をご参照ください。
開発キットの、商用版と非商用版(社内利用版)との違いは何ですか?
このICカードやICタグは、他社のリーダライタ(ソニー製のPasoriなど)で読めるのでしょうか?
たまにこのような質問をされる方がいます。
ICカードやICタグは読み取られる側です。リーダライタは読み取る側です。
(写真撮影に例えて言うと、被写体と、カメラマンの関係です。この関係において、この被写体はあのカメラマンで撮影できるけれども、カメラマンによって制御されているので被写体のデータがしっかり残るかどうかはカメラマンに依存します)
リーダライタは、ドライバやミドルウェアなどの「ソフトウェア」によって制御されます。すなわち、読めるかどうかは、ソフトウェアによるものなのです。
ソフトウェアの仕様により、読めるようにも読めないようにも作ることは出来ます。
もちろんハードウェアが対応していなければ読むことはできません。
例えば一例として
オレンジタグスのMifare Ultralight(TU-C1)とMifare Classicスタンダード(T1-C1)は、
ソニーのパソリPasori(RC-S380/S)で読めますか?という疑問があった場合、
確認するのは、
リーダライタはソニー製なので、まずソニーのサイトをみると、(以下リンクは変わる場合がありますのでソニーサイトで確認してください)
https://www.sony.co.jp/Products/felica/business/products/RC-S380.html
対応カード・デバイスの所に、Mifare Ultralightと、Mifare Classic(俗称:スタンダード)と記載があるため、
ハード上は問題がないことがわかります。
また、オレンジタグスのICカード・ICタグ製品すべてはパソリPasori(RC-S380/S)検証されているので、ハード上では問題がありません。
ただし
ここから問題になるのはソフトウェアなのです。
もしソフトウェアが対応していない場合、仮にデータを取得したとしてもソフトウェアではじくようになっていたり、そもそも特定のICチップ以外は読まないようなソフトウェアを作っている場合もあります。
またソフトウェア開発者があまりこの分野が分からない場合は実際に動くかどうか試したりしているケースが多いようです。
また意図的かそうでないかは関係なく、ソフトウェア開発者がすべてのICを読めるようにしていることはまれです。ただし主要なICチップ(Mifare Ultralight、Mifare Classic、FeliCa Lite-S)は読めるようにしている事例が多い
ちなみにソフトウェアをソニーが開発した場合は、競合製品となるMifare(競争相手の旧Philipsが製造しているICチップ)を読めるようにしているケースは多くはないと思われます(ただしNFCは読めるようになっているケースが多い)。
近年では、自社で独自の電子マネーシステムの開発など簡単に開発できるようになっていますが、ソフトウェア開発者はこのあたりまで視野にいれて開発するケースが多くなっているが、そうでないケースも多々見受けられる。