NFCとは?
NFC(Near Field Communication)は、FeliCa(フェリカ)とMifare(マイフェア)の上位の共通通信方式としてISO/IEC18092に制定・標準化された。NFCは、ソニーとNXP(旧フィリップス)が開発した無線通信規格で、次世代国際標準規格として非接触ICカードの共通規格・スタンダードとなっている。
アプリケーションがNFC対応になることで以下のような効果(例)を得ることができる。
消費者がかざすだけという簡単な動作で利用できる。優しいヒューマンインターフェース
応答スピードが早い・時間を短縮、リードタイムや工数削減
非接触のため摩耗・製品故障が少ない
機器間通信機能の強化(P2P通信機能、Bluetoothハンドオーバー機能、WiFiペアリング機能など)
ICカードの規格(FeliCaやMifare等)に依存しないアプリケーション構築が可能、異なる通信規格へ対応可能。
コスト削減(用途・機能・コスト面から最適なICカード選定、共通インフラを利用した開発、異なる規格への対応開発など無駄な開発コストの削減など)
セキュリティ・認証の強化(磁気カードやプラスチックカード・番号表示からの移行・代替や、ICチップ内部へのアクセスによるセキュリティ強化)
その他
日本国内でもFeliCaとMifareの両方と通信が可能なNFC対応リーダライタ対応製品が増加。APIやSDK(ソフトウェア開発キット)などの開発環境も整ってきており簡単にNFC対応のシステムやアプリケーションの開発出来る環境が整いつつある。
アプリケーション・サービス領域で世界的な共通規格にしようとNXP(旧フィリップス)とソニー他と共同で立ち上げたNFCを推進する団体「NFCフォーラム」には、世界中の家電メーカーや通信事業者など130社以上が参加し、世界標準インフラとしてNFCの利用促進や各種標準化作業を進めている。様々な企業がNFCを利用した世界中で使える便利なソリューションを開発している。すでにNFCの実証実験は、アメリカ、ドイツ、フランス、台湾、日本など各地で行われている。
最近では、NFCに対応したICカードやリーダライタや安価な(2万円台の)NFCソフトウェア開発スタートキットなどが、株式会社オレンジタグスから販売されている。同社は、会員カードやポイントカード、メンバーズカードを、サービス事業者へ提供しており、全国各地の様々な業種業態の企業・法人・大学・研究機関へ数多くの実績をもっている。オレンジタグス製品はこちら(製品一覧)
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